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9月20日(火)、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、ナムディン省イーイエン郡イエンクオン村人民委員会との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「イエンクオン村医療センター拡充計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
(1) 供与金額
100,825 米ドル
(2) 要請元
イエンクオン村人民委員会
2.案件内容
(1)ナムディン省イーイエン郡イエンクオン村は、人口約11,000人の村であり、全体の30%が貧困世帯に属している。
(2)イエンクオン村医療センターは1975年に建設され、検査施設、処置施設、アフターケア施設で構成されているが、設立後40年近く使い続けているため、いずれも損傷が激しく、検査や診療といった医療センターの目的を果し切れていない状況にある。
(3)このような事情に鑑み、今回、イエンクオン村人民委員会は、住民約11,000人が医療サービスを清潔な医療現場にて受けることができるように、医療センターに新たな建物(2階建て、630m2)の建設を計画しており、日本政府としては、新建物建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。
3. 署名式では、谷﨑泰明駐ベトナム日本国特命全権大使とホアン・ヴァン・トゥー(Mr. Hoang Van
Thu)イエンクオン村人民委員長が贈与契約書に署名を行った。
4.署名式において谷﨑泰明大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトによって、イエンクオン村の医療サービス環境が大きく改善されること、また、日本とベトナムの間の友情と相互理解が深まることを期待します」と述べた。
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